笑いと運動不足と免疫力

突拍子がなさそうなものであっても、案外理に適っていることはあります。
中にはそんなことで上手くいけば苦労はしない、と言いたくなるようなこともあるでしょう。「笑うことは健康にいい」と言いますが、実はこれも理に適っています。

逆にそんな感じはするけれど、理由はよく知らない、こともあるのではないでしょうか。
例えば運動不足だと健康に悪いと言いますが、なぜだか知っていますか。
今回は免疫の面から考えてみます。

本当に笑うことで免疫力が高まるのか

免疫系と自律神経には関係があり、自律神経のバランスが崩れると免疫力の低下を招きます。
楽しいと感じて笑うと、自律神経の交感神経と副交感神経を刺激してバランスをとってくれます。加えて血圧の調整や、脈拍や呼吸を整えてくれますし、脳の血流の量が増し頭をスッキリさせます。

これが笑いが健康にいいと言われるゆえんですね。
さらに笑いは免疫細胞の一つである、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活発にしてくれる効果があります。
NK細胞は病原体やがん細胞などに対して、最初に攻撃を仕掛ける免疫系の中でも重要な存在です。

逆に沈んだ気持ちでいると、ストレスを感じます。
過度なストレスは自律神経のバランスを崩しますから、ストレス状態が続くと免疫のバランスも崩してしまうでしょう。

運動不足が免疫力を下げてしまう理由とは

運動をするとNK細胞が活性化し、運動を止めると活性が下がります。
つまり運動することが良いわけですが、実は闇雲に運動するのは逆効果になります。
2時間を超える長時間の運動をすると、NK細胞は著しく活動が低下します。NK細胞が活動していないということは、免疫が抑制されているということですから、風邪をひきやすい状態になっているわけです。

だからと言って、運動しなくていいわけではなく、運動の習慣がある人の方がそうでない人よりもNK細胞の活性が高いことが分かっています。
運動不足だからと1回だけ激しい運動をするのではなく、毎日無理のない運動をすることが免疫力を高めるうえでは大事になるわけですね。

また同じ姿勢を続けていると、血行が悪くなり、血液に乗って全身に移動する免疫系が上手く働かなくなってしまします。
適度な運動は血行を良くするうえでも、効果を発揮するわけです。

以上、笑いと運動不足と免疫力…でした。